「アロマオイルを朝と夜に嗅ぐと、

脳の記憶力がアップし認知症予防になる。」

なぜ認知症予防にアロマがいいの?香りをかいでで昔の記憶がふと蘇ったりしたことはありますか?香りでモノやヒトを思い出すのは、脳が香りを覚えていて、記憶を呼び起こすから。匂い、香りは電気信号となって、脳の大脳辺縁系へダイレクトに届きます。大脳辺縁系には記憶を管理する海馬があり、匂い、香りはそこに作用するのではないかといわれています。さらに面白い話があります。人間には見る、触る、聞く、味わう、嗅ぐ、の五つの感覚があり、五感といわれますよね。大脳辺縁系に直接行くのは嗅ぐ=嗅覚だけなのです。そのため香りを嗅ぐことは、脳の活性化に効果的なのではないかとたくさんの研究が今日でも行われているのです。

日本の認知症研修の第一人者であり、鳥取大学医学部で長い間アルツハイマー型認知症の研修と診療を続けておられる浦上克哉教授の【ある匂いを嗅ぐ事で認知症を予防し、脳を若返らせることが出来る】という説によります。

この説を立証するために高齢の認知症患者を対象に昼と夜でそれぞれ違う香りを使った2時間ずつのアロマセラピーを1か月間行いその効果を測定し数値によって評価するというものでした。
その研究の結果軽度から中等度の認知症患者について記憶力等の改善が見られました。また、睡眠の質が良くなり生活のリズムが整ったことで昼間の傾眠や、夜間に大声を出すなどの認知症患者に多く見られる症状が減少したという事です。
香りの刺激が自律神経を整えることで身体の機能改善に繋がったり、またいい香りで精神的にリラックスする事による心理的効果から認知症の周辺症状の改善も期待できると考えられています。

アルツハイマー型認知症では記憶が損なわれるよりも先に

海馬に直結する嗅神経がダメージを受けるということが分かっていました。

2007年にはアルツハイマー型認知症の患者では記憶の障害よりも先に嗅覚の障害が現れている

という内容の論文もアメリカの研究者が発表しています。

この研究者によるとアルツハイマー型認知症患者14人中12人に嗅覚の障害が見られたそうで嗅神経が受けた

ダメージが次第に脳まで広がり伝わっていき記憶も障害を受けていくのではないか、と考えられています。

 

しかし、一方で再生能力の高い嗅神経は効果的に刺激を与える(活性と鎮静を繰り返す)ことで回復するという特徴を

持っています。

このことから逆に適切な香りを使って嗅神経を刺激する事により海馬を活性化させ記憶を改善させることも可能なのでは?

と浦上教授も考えたのですが研究は見事にそれを実証するものとなりました。

ではどんな香りが効果的に、その嗅神経を刺激してくれるのでしょうか

 

浦上教授があらゆる香りを実際に認知症患者の方に嗅いでもらい症状の改善度合いを分析した結果

昼と夜のそれぞれで使用すると効果的な香りと高い効果が得られる使い方を見つけることが出来ました。

認知症の予防・改善の為のアロマテラピー

昼間に効果的なローズマリーとレモンの香り

ローズマリーはしそ科の植物で【若返りのハーブ】と呼ばれています。血行を促して新陳代謝を促進し、記憶力を高める効果があると言われています。

レモンも香りには気持ちを高揚させ、リフレッシュさせる作用があり集中力を高めると言われています。

 

夜に効果的なラベンダーとオレンジの香り

ラベンダーにはイライラした気持ちを落ち着かせてくれる鎮静作用や、寝つきを良くしたり、筋肉痛などの鎮痛にも効果的に

作用します。

オレンジには頭痛や緊張を和らげてくれる作用があり、ラベンダーとも相性の良い香りです。

朝&昼用はレモン精油とローズマリー精油

レモン精油を1、ローズマリー精油を2の割合でブレンドします。
レモン精油は気分をリフレッシュさせ、シャキッと集中力を高めます。
ローズマリー精油は記憶力、集中力を高めるアロマオイルで有名です。
ローズマリー精油とローズマリーカンファー精油の成分の違いは微々たるものといわれており、ローズマリー精油でもローズマリーカンファー精油同様の効能があるそうです。
清涼感が多いほうがお好みであれば、ローズマリーカンファー精油を購入するといいと思います。
この2つのブレンドを朝目覚めてから1〜2時間嗅ぐようにします。

夜用はオレンジ精油とラベンダー精油

オレンジ精油を1、ラベンダー精油を2の割合でブレンドします。
オレンジはレモンと同じ柑橘系ですが、リラックス効果があるとされ、
ラベンダーは高ぶった神経を穏やかにしてくれるのでリラックス効果は抜群。
この2つをブレンドすることによって落ち着いた気持ちへと導き、ゆったりとした眠りを誘います。

薬物療法と同程度の改善が見られたという認知症患者へのアロマテラピーは物忘れが進み始めた認知症予備軍の人にも

記憶力が正常範囲に戻る等、十分な効果が見られたそうです。

重い中核症状患者の場合にも不眠が改善されたなど周辺症状については一定の効果が出ているようです。

 

認知症に対するアロマテラピーについては薬物療法など他の治療法と併用でき、患者と介護者にとっては期待できる

療法の一つと言えます。

40代や50代の人は今からアロマセラピーを始める事で未来の認知症リスクを減らすことが出来ると言えます。